関東地区でも育てられる「ヤシの木」4選 庭をバリ風にしたい人にオススメ
バリ風住宅を作るうえで、お庭は大事な要素。しかし、ヤシの木を植えたいけど、どの樹種がいいかわからない……そんな人のために、この記事では「関東地方でも育てられる、代表的なヤシの木」を4つ紹介。ココスヤシ、カナリーヤシ、ワシントンヤシ、シュロ、それぞれの特徴とともに、オススメポイントを解説していきます。
関東地方でヤシの木を育てるには?
観葉植物として最近人気の「ヤシ」。「テーブルヤシ」なる言葉があるように、机に乗るサイズで育てることが一般的になりつつありますが、一方で「広い庭でヤシの木を育ててみたい!」と思う人もいるのでは?
そこで、この記事では、条件次第では関東地方でも育てられるヤシを4種紹介していきます♪
ヤシの基礎知識
ヤシは、単子葉植物ヤシ目ヤシ科に属する植物の総称。熱帯地方を中心に分布しており、一年中葉を茂らせる常緑樹です。日本で一般的に見かける落葉樹の反対ですね。
熱帯地方では、その身は人々の生活になくてはならない存在で、食用とされたり、油として採取されたりしてきました。ココヤシの固形胚乳の層である「ココナッツ」や、アサイーの果実は「アサイー」として、我が国でも親しまれています。
なお、一口にヤシと言っても、3300種以上存在しており、日当たりと水はけの良い場所を好むという性質は共通しているものの、耐寒性は種によってまちまちで、年間を通して20~25℃程度の気温が必要な種もあれば、0℃以上で越冬できるものもあります。
関東地方でも育てられるヤシ4選
①ココスヤシ
日本でも有名なヤシの木のひとつに「ココヤシ」がありますが、冬の寒さに弱く、日本で育てるのはなかなか難しい面があります。
その点、名前が似ている「ココスヤシ」は寒さに強く、冬の気温が0℃近くなる関東地方でも十分に育てることができます。うまく生育すると5~10メートル程度の大きさになりますが、ヤシとしてはこれでも小ぶりな大きさ。
なお、鉢植えで育てることもでき、その場合は3メートル程度で生育が止まることもあるようです。
②カナリーヤシ
アフリカ西海岸、カナリア諸島原産という理由から、この名前になったヤシ。日本ではフェニックスという名前でも呼ばれています。大きく、そして長く羽状に広がった葉が特徴で、長いものだと5メートルを超すことも。
寒さには-5℃くらいまでなら耐えることができますが、枯死限界がおよそ-10℃程度と言われているので、関東地方の中でも寒い場所だと、生育は少し難しいかもしれません。
③ワシントンヤシ
ワシントンは、アメリカのカリフォルニア州,アリゾナ州に自生する種類のヤシ。成長すると、高さが15メートル~25メートルにも達するため、お庭の広さに自信のある方でないと、完全に育てるのは難しいので、大きくなりすぎないところまで鉢植えで育てるのがオススメです。
また、苗木であれば数万円~手に入る価格帯は他の種にはない魅力であり、苗木のうちに見ることができるオレンジ色の幹と、緑色の葉とのコントラストはとてもとても素敵なポイントです。
④シュロ
ヤシの中でも耐寒性がとくに強いことで知られる樹種で、日本では九州南部や沖縄に自生。また、東北地方や北海道の一部でも生育しています。つまり、関東地方で育てるのに、なんの問題もない樹種なのです。
また、耐寒性だけでなく、湿度の高い土地でも育つのもポイント。また、生育が遅く、管理の少ないため、初心者にはオススメの樹種です。見た目的にも、素人目には「~ヤシ」とつくヤシたちと見分けられる人はそういません(笑)
家づくりからバリ島リゾート風にしたい方は…
以上が関東地方でも育てられる、ヤシの木4選です。この記事を読んで、「今はマンション暮らしだけど、将来的には庭つきの家に住みたい!」と夢を膨らませた人もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな方は、ぜひ共栄コーポレーション(YAMADAホームズ販売協力店)にお声がけください。当社では外構工事も一貫してお手伝いしており、全体イメージのすり合わせから、ヤシを植える作業まで、ご相談いただけます。
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