「タイ料理」「インドネシア料理」などアジアン料理も色々
最近、若い女性を中心にブームのアジアン料理。ヘルシーで野菜がたっぷり摂取でき、香辛料やハーブを使用した独特の味わいは、ハマれば病みつきになりますよね。
しかし、アジアン料理と一口に言っても、その種類はさまざま。「タイ料理」「ベトナム料理」「インドネシア料理」……などなど、日本にいればあまり考えないかもしれませんが、じつは国ごとに味付けや使用する調味料、調理法は大きく異なっているんです。
ということで今回は、別の国の料理だと勘違いされやすい代表的なメニューを4つ紹介します。
①ナシゴレン
ナシゴレンは、インドネシアおよびマレーシアの焼き飯料理です。
主な特徴は、サンバル、ケチャップマニス、トラシなど現地特有の調味料と、ニンニクや唐辛子を使うこと。「甘い」と「辛い」が絶妙に同居した味わいは、まさに東南アジアの料理という感じでしょう。
ちなみに、名前が似ているミーゴレンも、インドネシア、マレーシア、シンガポールなどで食べられる焼きそば料理。イスラム教徒が多い現地では、エビと鶏肉が使われることが多いですが、日本のアジアン料理店に行けば、肉の種類が変わったりすることもありますね。
②フォー
フォーは、ベトナムの平たい米粉麺料理です。きしめんのような形の米麺を、鶏や牛でとったあっさりしたスープで食べます。日本で提供されるフォーに関しては、他のアジアン料理と違ってとにかくあっさりしているので、パクチーなどの香草が苦手でなければ、日本人にも挑戦しやすい味と言えるでしょう。
しかしこのフォーという食べ物、歴史は意外と浅く、誕生は20世紀初めと言われています。国民の8割が仏教徒とされるこの国では、もともと牛肉を食べる習慣がなく、フランスの植民地になった影響もあってフォーが生まれたんですよね。
なお、ベトナム料理は一般的にエスニック料理と分類されることが多いですが、このフォーにあらわれているように、辛い料理はじつはほとんど存在しません。この国の食文化はフランス以前に支配していた中国の影響を受けており、炒める、蒸す、煮るなど、中華の手法が多く取り入れられているんです。また、「ヌックマム」という、小魚を塩漬けにして発酵させて作る醤油も、中国の影響とされています。
③生春巻き
生春巻きは、ベトナムの料理。フォーとともに、この国を代表するメニューです。ビーフン、エビ、豚肉などを使用し、にんじん、もやし、バジルなどをのせて、サニーレタスとライスペーパーで包んで、最後にエビやニラを載せてから食します。
中国が発祥の揚げ春巻きとは、材料はもちろんのこと、調理法も味わいも大きく異なっており、影響を受けつつも、独自の進化を遂げたことがわかりますね。
④トムヤムクン
トムヤムクンは、タイのスープ料理。辛味と酸味が複雑に絡み合った味わい、香りが特徴で、材料にはエビのほか、青唐辛子などの香辛料、パクチーなどの香草を使用。一方でレモングラスやライムリーフなども入れられることで、辛いだけでない、独特な爽やかさが入った風味が生まれます。
タイはミャンマー、カンボジア、ラオス、マレーシアに囲まれたお国。また、少し上には中国が位置しています。そんな地理関係だからこそ、料理でも周辺諸国の影響を影響を受けているんです。
香辛料、香味野菜やハーブをたくさん使う味付けは、エスニック初心者にはなかなかハードルが高いかもしれませんが、少しずつ慣れていけば、辛味酸味、甘味などが複雑に組み合わさった味わいに、魅了されるかもしれませんよ。
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